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セラミックの被せ物・詰め物とは|保険の銀歯との違いと長持ちの理由
2026.08.26
「銀歯が気になるので白くしたい」「前に治した歯がまた虫歯になった。同じことを繰り返したくない」——そんなとき、選択肢のひとつに挙がるのがセラミックの被せ物・詰め物です。見た目が自然になるという印象が強いかもしれませんが、実はセラミックには「治した歯を長持ちさせやすい」という側面もあります。
一方で、セラミックは自由診療(保険外)で、費用がかかり、割れる・欠けるといった注意点もあります。だからこそ当院は、良い面だけでなく、費用やデメリットも含めて正直にお伝えしたいと考えています。「保険の治療で十分な方には保険を」というのが基本的な姿勢です。
この記事では、セラミックとはどんな治療か、保険の銀歯・プラスチックとの違い、長持ちしやすい理由、種類と費用・期間の目安、そしてデメリット・リスクまでを、西大島ハートフル歯科がやさしく整理します。
※本記事で扱うセラミックの被せ物・詰め物は、**自由診療(保険外・全額自己負担)**です。費用・期間・リスクを含めてご説明します。
この記事のポイント
- セラミックは、白い陶材などでつくる被せ物・詰め物で、**自由診療(保険外)**の治療です
- 保険の銀歯・プラスチックとの違いは、見た目・変色のしにくさ・金属を使わない点、そして「縁の適合」による再発のしにくさ
- 治した歯が再び虫歯になる「二次う蝕」を防ぎやすいことが、長持ちにつながります
- 一方で、割れる・欠けることがある、健康な歯を削る場合がある、費用がかかる、というデメリットもあります
- 当院の費用は詰め物 ¥50,000〜¥66,000、被せ物 ¥66,000〜¥88,000(いずれも税込)。症例による変動はありません
- 治療期間の目安は2週間〜4週間、通院回数は2回〜3回です
セラミックの被せ物・詰め物って、そもそもどんな治療?
セラミック(陶材)などでつくる白い被せ物・詰め物で、虫歯を削ったあとの歯を補う自由診療(保険外)の治療です。金属を使わずに、自然な白さと歯にぴったり合う形を目指せるのが特長です。
虫歯で歯を削ったあとは、その部分を人工の材料で補います。この「補う材料」に何を選ぶかで、見た目や持ち、体への影響が変わってきます。保険では銀歯(金属)や白いプラスチック(レジン)が使われますが、セラミックは陶材を中心とした、より自然な白さの材料です。
セラミックには、歯の全体を覆う被せ物(クラウン)と、削った部分だけを埋める詰め物(インレー)があります。いずれも**自由診療(保険外)**にあたり、費用は全額自己負担です。そのぶん、材料や作り方の自由度が高く、一人ひとりの歯の色・形に合わせて仕上げやすくなります。
おさえておきたいこと
セラミックは「見た目をきれいにするための治療」と思われがちですが、それだけではありません。縁がぴったり合うことで汚れがたまりにくく、治した歯を長く保ちやすいという、機能面のメリットもあります。当院はこの「長持ち」の観点を大切にしています。
保険の銀歯・プラスチックと、何が違うの?
大きな違いは、見た目の自然さ、時間がたっても変色しにくいこと、金属を使わないこと、そして縁の適合による汚れのたまりにくさです。ただし費用は保険よりかかります。
保険の材料とセラミックには、それぞれ長所と短所があります。分かりやすく比べると、次のようになります。
| 項目 | 保険の銀歯・プラスチック | セラミック(自由診療) |
|---|---|---|
| 見た目 | 銀色が目立つ/プラスチックは白いが濁りやすい | 自然な白さで、まわりの歯になじみやすい |
| 変色 | プラスチックは時間とともに変色・着色しやすい | 変色しにくく、白さを保ちやすい |
| 金属の使用 | 銀歯は金属を使う | 金属を使わない種類を選べる |
| 縁の適合 | 材料や作り方により、すき間ができることがある | ぴったり合わせやすく、汚れがたまりにくい |
| 費用 | 保険適用で負担が少ない | 自由診療(保険外)で全額自己負担 |
| 割れ・欠け | 銀歯は割れにくい/プラスチックはすり減る | 強い衝撃で割れる・欠けることがある |
セラミックの魅力は見た目だけではありません。プラスチックのように時間とともに変色することが少なく、金属を使わない種類を選べば、金属が溶け出す心配や金属アレルギーの一因を避けやすくなります。
ただし、セラミックは強い衝撃で割れることがあり、費用も保険よりかかります。どちらが良い・悪いではなく、歯の場所や噛む力、ご希望によって向き・不向きがあります。詳しくは当院の審美歯科のページもご覧ください。
なぜセラミックは「長持ち」しやすいの?
治した歯が再び虫歯になる「二次う蝕(にじうしょく)」を防ぎやすいからです。セラミックは縁をぴったり合わせやすく、汚れがたまる小さなすき間を減らせるため、再発のリスクを抑えやすくなります。
治療した歯が長持ちするかどうかを大きく左右するのが、詰め物・被せ物の「縁(ふち)」のぴったり具合です。縁にわずかなすき間があると、そこに汚れや細菌がたまり、縁から再び虫歯が進むことがあります。これが、治した歯がまた悪くなる「二次う蝕」です。
セラミックは、型取りや作製の精度を出しやすく、縁を歯にぴったり合わせやすい材料です。すき間が小さいほど汚れはたまりにくく、結果として再発のリスクを抑えやすくなります。「白くする」だけでなく、「治した歯を長く保つ」という意味でも選ばれています。
当院では、こうした精密な適合を大切にするため、治療に**拡大鏡(ルーペ)**を使っています。肉眼では見えにくい細かな部分まで数倍に拡大して確認できるため、削る量や縁の仕上がりをていねいに整えやすくなります。これは、二次う蝕を防ぎ、詰め物・被せ物を長持ちさせることにつながります。
おさえておきたいこと
「治した歯がまた虫歯になった」という経験がある方は、材料選びを見直す価値があります。詰め物・被せ物がなぜ再発するのかは、繰り返す虫歯を防ぐには|再発の原因と長持ちする治療でも詳しくご説明しています。
セラミックの種類と、費用・期間は?
セラミックにはいくつかの種類があり、透明感を重視するもの、強度を重視するものなどに分かれます。当院では、どの種類も症例によって金額が変わることのない定額でご提供しています。
ひとくちにセラミックといっても、材料にはいくつかの種類があります。歯の場所(前歯か奥歯か)、噛む力の強さ、ご希望などによって、向いている種類は変わります。
| 種類 | 特徴 | 主な使いどころ |
|---|---|---|
| オールセラミック | 透明感があり、自然な見た目になりやすい | 前歯など見た目が気になる部分 |
| ジルコニア | 強度が高く、割れにくい | 奥歯など噛む力が強い部分 |
| メタルボンド | 内側の金属に陶材を焼き付けた被せ物 | 強度と見た目の両方を求める部分 |
| ハイブリッドセラミック | セラミックとプラスチックの中間的な材料 | 費用を抑えたい場合の選択肢 |
【セラミックの被せ物・詰め物について(自由診療・保険適用外)】
■ 費用(すべて税込・症例による変動はありません)
詰め物(インレー)
- ハイブリッドセラミック ¥50,000
- オールセラミック ¥66,000
被せ物(クラウン)
- 臼歯部(奥歯) ジルコニア ¥66,000/オールセラミック ¥77,000/メタルボンド ¥66,000
- 前歯部 ジルコニア ¥77,000/オールセラミック ¥88,000/メタルボンド ¥77,000
上記に含まれない費用はありません。型取り・仮歯・装着後の調整まで、すべて上記の金額に含まれます。保険適用外のため、全額自己負担となります。
■ 治療期間・通院回数
- 治療期間:2週間〜4週間(型取りから本歯の装着まで)
- 通院回数:2回〜3回
虫歯が深く土台づくりが必要な場合や、歯ぐきの治療を先に行う場合は、その分の期間・回数が別に加わります。
■ 保証
当院のセラミックには5年間の保証があります。ただし、3ヶ月ごとのメンテナンス通院を受けていただくことが条件です。通院が途切れている場合は保証の対象外となりますので、あらかじめご了承ください。
金額は治療を始める前にご説明します。「だいたいどれくらいか」を知りたい段階でのご相談も歓迎していますので、遠慮なくお尋ねください。
なお、ゴールド(金)の詰め物もお取り扱いがありますが、金相場によって金額が変動するため、上記のような定額でのご案内ができません。ご希望の場合は、カウンセリング時にその時点の金額をお見積りいたします。
セラミックにデメリット・リスクはある?
はい。強い衝撃で割れる・欠けることがある、健康な歯を削る場合がある、自由診療のため費用がかかる、といった点があります。治療前に、良い面とあわせて必ずご説明します。
セラミックは優れた面がある一方で、注意しておきたい点もあります。良いところだけをお伝えするのは正直ではないので、デメリットもはっきりとお伝えします。
セラミック治療の主な注意点(自由診療)
- 強い衝撃や強い噛みしめ・歯ぎしりで、割れる・欠けることがあります
- 被せ物にする場合、歯を削る量が必要になることがあります(詰め物で対応できる場合もあります)
- ごくまれに、装着後に外れることがあります(その際は再装着や作り直しを検討します)
- **自由診療(保険外)**のため、費用は全額自己負担です
- 歯ぎしりが強い方は、就寝時のマウスピースなどの対策をご提案する場合があります
これらのリスクや対策も含めて、治療前にご説明し、ご納得いただいてから進めます。
こうした注意点は、あらかじめ知っておくことで対策ができます。たとえば歯ぎしりの強い方には割れにくい種類を選ぶ、就寝時のマウスピースを併用する、といった工夫があります。「割れたらどうなるのか」まで含めて、治療前に一緒に確認しておくことが大切です。
どんな人に向いている?「保険で十分」と言われることもある?
見た目を自然にしたい方、金属を避けたい方、治した歯の再発を減らしたい方に向いています。一方で、保険の治療で機能的に問題がない場合は、無理にセラミックをお勧めすることはありません。
セラミックは、次のような方に向いています。
- 銀歯の見た目が気になる、笑ったときに目立つのが気になる方
- 金属を使いたくない(金属アレルギーが心配な)方
- 一度治した歯を、なるべく長く保ちたい方
- 変色しにくい白さで、長く自然な見た目を保ちたい方
一方で、当院は「自費だから」という理由でセラミックを押し付けることはしません。保険の治療で機能的に問題がない場合や、まずは痛みや虫歯の治療を優先すべき場合は、その旨を正直にお伝えします。院長自身が「自分や家族が受けても納得できる治療」を診療の出発点にしているため、ご本人にとって本当に必要かどうかを一緒に考えます。
セラミックにするかどうかを決める前に、一般歯科(虫歯治療)で歯の状態を確認し、予防歯科で「治したあとに繰り返さない」ための土台づくりまで含めてご提案します。
よくある質問
Q. セラミックは保険が使えますか?
A. 本記事で扱うセラミックの被せ物・詰め物は、自由診療(保険外・全額自己負担)です。お口の状態によっては保険適用の白い被せ物が選べる場合もありますので、診察時にご相談ください。
Q. セラミックはどのくらい長持ちしますか?
A. 使い方やお口の状態によって差があり、「何年もつ」と言い切ることはできません。縁がぴったり合い、日々のケアと定期的なメンテナンスを続けるほど、長く良い状態を保ちやすくなります。
Q. セラミックは割れませんか?
A. 強い衝撃や歯ぎしり・食いしばりで割れる・欠けることがあります。割れにくい種類を選ぶ、就寝時のマウスピースを併用するなど、状態に応じた対策をご提案します。
Q. 銀歯をセラミックにやりかえられますか?
A. 多くの場合、やりかえは可能です。ただし、中で虫歯が進んでいる場合はその治療が優先になります。まずお口を確認し、やりかえの可否をご説明します。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
A. 詰め物はハイブリッドセラミック ¥50,000・オールセラミック ¥66,000、被せ物は奥歯がジルコニア ¥66,000・オールセラミック ¥77,000・メタルボンド ¥66,000、前歯がジルコニア ¥77,000・オールセラミック ¥88,000・メタルボンド ¥77,000です(いずれも税込)。症例によって金額が変わることはなく、型取り・仮歯・調整までを含んだ金額です。自由診療のため全額自己負担となります。
Q. 治療は何回くらい通いますか?
A. 型取りから本歯の装着まで、2週間〜4週間・2回〜3回が目安です。虫歯が深く土台づくりが必要な場合や、歯ぐきの治療を先に行う場合は、その分が加わります。
Q. 保証はありますか?
A. 5年間の保証があります。ただし、3ヶ月ごとのメンテナンス通院を受けていただくことが条件となります。通院が途切れている場合は対象外となりますので、定期的なメンテナンスとあわせてお考えください。
まとめ
- セラミックは白い陶材などでつくる被せ物・詰め物で、**自由診療(保険外)**の治療です
- 保険の銀歯・プラスチックとの違いは、見た目・変色のしにくさ・金属を使わない点、そして縁の適合による再発のしにくさ
- 縁がぴったり合うほど二次う蝕を防ぎやすく、治した歯の「長持ち」につながります
- 割れる・欠ける、健康な歯を削る場合がある、費用がかかる、というデメリットもあります
- 当院の費用は詰め物 ¥50,000〜¥66,000、被せ物 ¥66,000〜¥88,000(税込・症例による変動なし)、期間は2週間〜4週間・2回〜3回。保証は5年(3ヶ月ごとのメンテナンス通院が条件)です
- 保険の治療で機能的に問題がない場合は、その旨も正直にお伝えします
「銀歯を白くしたい」「治した歯を繰り返したくない」という方は、まずお口の状態を確認するところから始めてみませんか。西大島ハートフル歯科は、良い面もデメリットも正直にお伝えしたうえで、あなたに合った選択肢を一緒に考えます。どうぞお気軽にご相談ください。
■ この記事の内容についてのお問い合わせ 西大島ハートフル歯科 TEL 03-5875-2600(ご予約・ご相談どちらもお受けします) 診療時間 平日 9:30-13:00/14:00-18:00 土曜 9:00-12:00/13:00-15:30(木・日・祝 休診) 東京都江東区大島/都営新宿線 西大島駅 徒歩3分

監修:石橋 弘行
西大島ハートフル歯科 院長
日本抗加齢医学会 / 日本口腔インプラント学会 所属。
祖父・父に続く三代目の歯科医師。日本歯科大学歯学部を卒業後、歯周病・入れ歯・根管治療など各分野で研鑽を積み、2018年に西大島ハートフル歯科を開院。自身が治療の痛みを苦手としてきた経験から、『痛くない・楽に受けられる・安心して通える』治療を追求し、予防を中心に、自分や家族にも納得して施せる快適で長持ちする歯科医療に取り組んでいます。
西大島ハートフル歯科は、予防を土台に、痛みや負担をできるだけ抑え、長く保てる治療を大切にしています。治した歯を繰り返さないために、材料選びから精密な適合、治療後のメンテナンスまで含めてご提案します。自由診療については、費用・期間・リスクを正直にお伝えしたうえで、ご本人にとって必要かどうかを一緒に考えます。
《出典》厚生労働省 e-ヘルスネット「う蝕(むし歯)」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/ 《出典》日本歯科医師会 https://www.jda.or.jp/